実家で飼っている黒柴犬の散歩に行ってきました。ワンちゃんは2匹おりまして,両方ともオスのおじいちゃん犬です。いつもは実家の父母が世話をしているのですが、旅行に行くということで臨時で散歩を頼まれたのです。今では2匹おりますが、飼い始めは1匹だったのです。実は途中で増えて2匹飼うことになりました。そしてそれにはチョットしたドラマがあるんです。
もう10年ほど前になりますが、ちょうどこれぐらいの時期、雨の降る寒い冬の朝だったことを覚えています。出勤のため会社へ向かう車の中、道の端っこをひょこひょこと歩くワンちゃんの姿がありました。雨に濡れいかにも寒そうに震えながら、首輪もリードもなく。。。その頃には既に1匹目のワンちゃんを飼い始めていたのですが、ちょうどその子と同じ黒柴犬で、、もういたたまれなくなって一度追い越したのですが、Uターンして戻りました。怯えて逃げるかと思ったのですが、逃げる元気もないようで後部座席のドアを開けたら素直に入ってくれたのですぐに家に車を走らせました。
家にはまだ母がいたので事情を説明すると、同じくワンちゃん好きの母も同調してくれて保護しようということになりました。濡れた体をタオルで拭いてあげて、玄関にヒーターを出して暖めて、ドックフードを食べさせてあげたりと一通り処置をしてから会社へ出社しました。もちろん会社には遅刻の旨を電話してあったのですが、ありのまま伝えていたので出社後「そんなウソはないわ~~ワンちゃん保護するってベタすぎやろ~」っと突っ込まれたのですが、後日写真も見せて疑いが晴れたので良かったです^^;)
当初かなり痩せ細っており、足も外傷で不自然に曲がっており、ノミもいっぱいで、、何度か病院にも通って看病したのを覚えております。今ではすっかり元気になって、もうかなりの高齢(獣医さんいわく15歳以上なので、人間だと90歳近いと思います)ですが毎日朝晩の散歩も欠かさず、ご飯もバクバク食べて2匹ともども元気に暮らしています。
話は戻って、、今では結婚して実家を出たので軽く頭を撫でたりすることはあったのですが、散歩に行くことはかなりご無沙汰しておりました。なので昨日はいつもより遠くまで長い時間をかけて散歩してきました。もう1匹は息子にリードを持たせて、2人と2匹でほっこりとした時間を楽しめたそんな冬の夕方でした。