製作レポート後編~
▼前編のあらすじ
10月12日に満を持して発売した「ご朱印帳手作りキット」の体験談を、個人的観点をかなり織り交ぜながらお伝えしようというお話です。子供の頃から工作や絵が好きで、いまではDIY(日曜大工)という大義名分のもと数々の名品を作り出して嫁から冷たい目で見られたりしている私が、満を持して製作に取り掛かりました。どうぞ後編もお付き合いいただければ幸いでございます^^)
3.「角こそ命。角に始まり、角に終わる」御朱印帳製作で1番の腕の見せ所です
前編でお話しました『「角を綺麗に仕上げたい」布地の寸法はとっても大切』がここになって、真価を問われる事になります。縦と横の生地が交錯する角の仕上がりは、布地の寸法はもちろんのこと、綺麗に折り込むための下準備が重要なポイントとなります。
それは布地をあらかじめ爪でグッと抑え込み、折込筋をある程度つけておく「爪入れ」の作業。言葉に書くとただただ、それだけのことなんですが、指先に爪先に全身全霊を注ぎ込む、作り手の腕の見せ所なんです!
▼通称「爪入れ」という、布生地を織り込む筋をつける作業
▼下に引いたクラフト紙とともに生地を織り込みます
▼しっかりと引っ張りながら、力強く折込ます
実際本当の職人が織り込んだ御朱印帳を見てみると、角の生地の折込が丁度45度のラインで収まっているのですが、、、これが難しい!!さらに無駄な生地の重なりがなく自然に収まっている所に美しさを感じます。。。これは自分で体験することで、御朱印帳職人さんの手仕事の見事さを、ありがたみを感じることができた今回の収穫でもあります^^)
4.「ご朱印帳が産声をあげる瞬間」裏表紙の貼り付けがクライマックスです。
生地の採寸に裁断、表紙への貼り付け、折込から裏張りへと仕上がれば、ついに蛇腹紙を表・裏表紙に貼り付ける最終作業へと進んでいくことになります。
全ての作業の最終仕上げ、泣いても笑ってもこの作業で全てが決まります。ごくごくシンプルな作業、幼稚園の子供でもできる「貼り付ける」ということだけなんですが!!それ故に誤魔化しがきかない、逃げ場のない作業になります。
表紙に向かってひとまわり小さな蛇腹紙を、上下左右均一な間隔を持ってして貼り付ける。。。。これが緊張するんです^^;) ノリをタップリ塗ってあるのでもちろん1回勝負、ずれれば、ずれたまま、、この緊張感は病みつきになります。知らず知らずのうちに、全身の筋肉に力が入る感覚を味わうと思います。
▼上下左右均一な間隔を持ってして貼り付ける。。
▼ひと表紙貼り終える度に、、灰になります。とても疲れます。。
でも、それぐらいの集中と緊張が心地よいぐらいです^^;
そして、無事に両方の表紙に蛇腹紙を貼り付けることができれば、、、めでたく御朱印帳の完成となります!!
気が付けば「こんなに時間がたっていたのか!?」と思うほど作業に集中していたので、実際の時間(45分ぐらい)より、あっという間に終わったというのが正直な感想でした。背筋を伸ばし、気を張り詰めて、1つ1つ集中して行う作業を終えて作り上げた御朱印帳は(少々仕上がりが悪くても^^;)、またひと味違う御朱印集めの楽しみを味わうことができるのではないでしょうか!?
ぜひご興味がある方はチャレンジしてみてください!
以上、個人的観点を、盛りに盛った製作レポートでした。
▼ご朱印帳キット詳細ページはこちらです