オリジナルご朱印帳を専門で手がける当店の最大の強みは、何といってもその豊富な種類。ご朱印帳だけでも500種類以上のラインナップで、関連商品を含めると600種類以上にのぼります。そんな当店では男女性別はもちろんのこと、年代問わず、また国籍も越えて様々なお客様にご購入いただいております。
例えば女性なら桜や牡丹など「花柄デザイン」や、猫ちゃんやワンちゃん、パンダなどの「動物柄デザイン」が人気が高く、男性なら龍や虎や麒麟、戦国武将モチーフ等の「強さの象徴デザイン柄」が人気が高いなど、性別だけでも売れ筋は変わってきます。
そんななか男女問わず、年齢も問わず、はたまた国籍も問わず選ばれているオールマイティーな人気柄が存在するんです!
それはずばり、、、、、ユネスコ認定の世界文化遺産でもある『富士山』をモチーフにしたデザイン柄なんです。
でも何故多くの方から愛されるのでしょうか?山柄が人気なのでしょうか?山なら他にもたくさんあるのに、なぜ『富士山』なんでしょうか?
そこで、そんなクエスチョンに立ち向かうべく勝手にあれこれと考察してみようと思います。まずは純粋に『山』の評価として『富士山』の人気の秘密を探ってみようと思います。山なら高くてなんぼ!雲を突き抜け、天を貫き、下界を見下ろす圧倒的な存在感、すなわち「標高」が大事な評価の1つだと思います。でもただ高さを誇るだけであれば、それこそ世界にはエベレストやヒマラヤなどをはじめ、富士山とは比較ならないほどの標高を誇る山々があり、日本国内でも3,000メートル級を超える山は20以上存在します。
だとすると次に思いつくのが「美しさ」。群生した木々や草花が地表を覆い尽くし、雪解け水からなる透き通るような湖、目の前全てに広がる自然のキャンパスが織り成す大いなる美しき世界。またヨセミテ国立公園「エル・キャピタン」に代表するむき出しの岩肌が無数に天に伸びる、圧倒的な存在感からくる畏怖をも抱く美しさ。
うん~~、、んん。。。どうも表面上や数字だけでは「富士山」の魅力の全ては語れないような気がしてきました。華やかさや、圧倒感などではなく日本の文化、日本人の性質を併せ持ってして魅力が引き立つような、そんな気がしてきました。
古くから信仰や文化の対象とされ、現存最古としては約1,200年前、奈良時代から歌に詠まれ、「竹取物語」や「伊勢物語」など古典作品にとりあげられていす。また江戸時代に入ると浮世絵に登場し、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」や歌川広重の「不二三十六景」、「東海道五拾三次」など、多くの絵師による優れた作品が生み出されました。また近世では海外から浮世絵が再評価され、ゴッホやモネなど西洋の芸術家にもインパクトを与えたと言われています。つまりは芸術文化においての価値は、非常に高いことが分かります。
では信仰として、日本の象徴、精神としての側面における富士山はどうでしょうか?
そこで、突然ですが問題です!皆様周知の通り「ふじやま」ではなく「ふじさん」と読みますが、日本の山名においてなぜ「○○さん」と「○○やま」が混在しているかご存知でしょうか?それには確かな理由があるんです。
この答えと、さらなる富士山の魅力につきましては、
後編にてお付き合いくださいませ。