青い海の波と書いて「青海波」のお話

青い海の波と書いて「青海波」(せいがいは)という文様を、皆さんはご存知でしょうか?

読んで字のごとく、海の波を象徴したデザインで、発祥は古代ペルシャと言われています。日本に伝わったのは奈良時代、シルクロードでの交易により多くの品々とともに伝来しました。

その文様は見た目の美しさや躍動感もさることながら、とどまることなく広がる波のように、いつまでも平穏無事に幸せが続いて欲しいと願う思いも込められています。

ただそれだけでは1000年以上も昔から今もなお、日本の伝統的文様として人々に愛され、生活に根付いたデザインとして生き続けることはできないと思います。

四方を海に囲まれた日本だからこそ、海の恵みと脅威に畏怖の念を抱くとともに、自然信仰の対象でもある海(波)を崇める思いが関係していたのかもしれません。

御朱印帳専門店のホリーホックではもちろん「青海波」をモチーフにした御朱印帳も取り揃えているんです。。。。ちょっぴり可愛いデザインや変化球気味ですが^^;)

①「青海波柴犬」御朱印帳シリーズ
海外での人気も高く、高い忠誠心とつぶらな瞳で日本を代表する和犬「柴犬」とコラボしたシリーズ。寄せては返す波間から、何食わぬ顔でひょっこりと顔を出した柴犬が愛くるしいデザイン。完璧に計算され、寸分たがわぬ幾学模様を手玉に取るようなゆるさと、それでも凛とした規律感も漂わせる柴犬の存在感が秀逸です。

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②「青海波風扇子」御朱印帳シリーズ
今度は波模様を扇子で表現したセンス溢れるデザイン。陳腐な駄洒落のせいで損をしておりますが、扇子を開いた形は「扇形」(おうぎがた/せんけい)と称し、幾何学の用語にもなっており正に「青海波」に持ってこいの形なんです。さらに大きく広がるその様は「末広がり」を意味し、未来永劫とどまることがない波のごとく、めでたく縁起が続くようにと重たいぐらいに願掛けしたデザインに仕上がっております。

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③正統派「青海波」御朱印帳シリーズ
もちろん正統派もご用意しております。ただ何故か通常の御朱印帳の取り揃えはなく、洛陽・坂東・伊勢西国などの三十三所霊場巡り用の「三十三ヶ所納経帳(御朱印帳)/青海波」と書置きの御朱印や散華・御影札なども保管できる「【御朱印ホルダー/青海波」、最後にもう1点は御朱印帳の持ち運びや保管に適した「御朱印帳袋(御朱印帳ポーチ)/青海波」が正統派シリーズのラインナップとなります。

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そんな私は「青海波」文様はとても大好きで、好きが高じてかれこれ10年以上サーフィンに足繁く通っております。2016年にサミット会場となった三重県志摩市の美しい海が、車で1時間ほどの距離にあり、夏至付近の夏場などは早起きして朝2:30に起き(朝と言って良いのかわかりませんが^^;)、4:00前には海に入ってサーフィンを楽しむのが夏場の楽しみです。


 

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