【札所】十三番:林光寺

三重四国八十八ヶ所 御朱印めぐりへいこう。

【札所】13番【寺社名】林光寺【宗派】真言宗智山派【住所】〒513-0801 三重県鈴鹿市神戸6丁目-7-11
【電話】059-382-0610

三重県鈴鹿市にある、真言宗智山派の寺院。本尊は千手観世音菩薩。

天平12年(740年)行基菩薩が東大寺無事建立祈願の途次、この地を訪れ、林の中に清泉が湧き出て金光を放つのを見て感得し、聖武天皇勅願寺として開創されたといわれている。
のちには神戸城主代々の祈願所として栄え、当時寄進の数々が今も現存している。

安土桃山時代に再建された本堂の内部は、桃山様式で須衣檀の彫刻、極彩色の柱、華麗な壁画、格天井の花鳥の絵など、鈴鹿市内では数少ない、桃山建築といわれている。
寛永年間(1624~44)に中興尭元和尚により、大修理が行われ、南北朝後期(1300年代後期)に本堂手前右側に建つ閻魔堂の草創、宝永年間(1704年 - 1711年)に再建されている。平成八年に屋根等の修復工事が完成し、今日に至る。

本尊千手観音菩薩は国の重要文化財であり、像高1.27m、桧の一木造り、全般に彫り浅く優美なお顔という。この像は秘仏で、年一回8月9日深夜から10日未明にかけて開扉される。
また、この堂は身寄りの無い死者や、水子等不運な人々の供養のため建立されたといい、「えんまの寺」として有名になっている。毎年2月16日と8月16日に開扉し、えんま会式が施行される。

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