【札所】九番:大聖院

お気に入りの御朱印帳で三重四国八十八ヶ所 御朱印めぐりへ。

【札所】9番【寺社名】大聖院【宗派】真言宗醍醐派【住所】〒510-0885 四日市市日永二丁目11-7
【電話】059-345-1666

三重県四日市市にある真言宗醍醐派の寺院。本尊は不動明王。
天平10年(738年)、行基菩薩によって、当初は西方の愛宕山に位置した大福院と称し開かれたのがはじまりとされている。
本尊の不動明王は、平安時代の武将、源頼義が陣中にて不動明王を感得し、京の仏師定朝に刻ませ、生涯念持仏として信奉したと伝えられ、霊験特にあらたかであって、国の重要文化財に指定されている。

平安時代、弘法大師がこの地に錫を巡らされて以後、真言の法灯は連綿と続き更に降りて平安末期、京都醍醐寺座主・三寶院第二世門跡 定海僧正の御住坊であった。
その後、寺運益々隆盛を極め、北伊勢修験根本道場として信仰の中心となり、一宇十七ヶ院の僧坊が建立されていたと伝えられている。

天正年間(1573年 - 1592年)、織田信長配下の軍勢に攻められ、諸堂宇は焼失した。時の住職蓮華法印は、本尊の不動明王立像を背負って持ち出し、難を逃れました。
元禄3年(1690年)、中興第4世大僧都、海養法印は寺地を今の地に定め寺号を大聖院松井寺と改めました。

明治の初め、廃仏毀釈の風潮激しく寺勢一時衰退し境内地も現在の範囲を残すのみとなったが、中興第十五世秀健僧正は奮起以って戦後の宗教界及び当山の復興を計り、現在に至る。
日永不動・日永のお不動さんの愛称で親しまれ、毎月28日の不動尊御縁日には、多くの参詣者が開運厄除・諸願成就を祈り参拝に訪れる。

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